どーも、皆さん、こんにちはナカモトノサトルです。
本日は、ハワイ留学中に裁判をしてみた話をシェアしたいと思います。
皆さん聞いたことがあるかもしれませんが、アメリカは訴訟大国です。
暇さえあれば、訴訟を起こしてるイメージすらあります。
中には、とんでもない理由をこじつけて裁判を起こす例も珍しくないとか…
とんでもない、アメリカの訴訟事件一覧
・逆転裁判!?加害者が被害者に賠償請求
・「グーグルマップのせいだ!」危ない道に行ったのに責任転嫁
・お化けアトラクションで怖い思いをしたから!
・心は離れているのに・・・妻に腎臓を奪われた!?
・立て続けの不採用通知にうんざり?就職できないのは大学のせいだ!
・自作自演!?被害者も加害者も自分
などなど、こちらのサイトで詳しく説明されているので興味のある方はぜひ…
さて、それでは、タイトルにもあるように、なぜ私が留学中に裁判を経験したのかお話しさせていただきます。
Contents
裁判の内容
そもそも、なぜ裁判になったのかというと、借りていたアパートの退去後、次の住人が契約を解除したため、
「お前が支払いをしろ」
とオーナーが言ってきたためです。
というのも、もともとアパートが1年契約で、3月末までの契約だったところ、
次に住む家が2月から契約をしなくてはいけなかったため、2つ家があるという状況でした。
そのことをオーナーに相談したところ、ちょうど3月から入居したい人がいるからいいよーとのこと…
そうして、次に入居する方との引き渡しにも立ち会い、契約も済ませたのを確認し、
3月分の家賃を先払いしていたため、その分の小切手をもらい無事に終了となるところが…
翌日、やっぱり他にいい物件が見つかったため、入居をキャンセルしたいとのこと…
入居者の言い分として、賃貸契約は7日以内なら解除可能とのこと。
ここから、オーナーと入居者の壮絶なバトルが勃発するのだが最終的にどうなったのかは分からない。
ただ、
オーナーが入居者の職場まで恐喝しに行ったとかどーたらで、警察に厳重注意されたということは後々入居者から聞きました。
そんなこんなで、訳も分からずどうしたらいいのかと困っていたところ、
オーナーからとりあえず入居者からお金を取り戻すまでは、
「お前が負担しろ」
とのこと。
「えつ、俺が払うの?」
とりあえず、オーナーの圧力に負けて、言われるがまま支払いはしたものの、
「やっぱり、俺関係ないよな」
と思い、知り合いの弁護士に相談したところ、
100%お金取り返せるから、安心していいよとのこと。
とりあえず状況を話し、後日裁判所に来てねー…
裁判当日
弁護士に相談したものの、当時20歳の俺はナーバスな気持ちで裁判当日の朝を迎えていた。
なぜかというと、裁判にはどういう服装で臨めばいいのかわからかったためである。
ネットで検索しても、正装とかしか書かれていない。
清掃といえば、真っ先に思い浮かべるのはスーツだ!!
しかし、ここ南国の島であるハワイでは
正装 = アロハシャツ
である。ということで、とりあえず、
間をとってジャケットにしました。
それから、なんとなく郵便ポストを見ると、裁判所からの文書が届いていて、
なんだか不安になりました。
後々、わかった話だが、裁判所から文書が来て焦ったオーナーは、逆に俺を訴えようとしていたのだとか…
まあ、そんなこんなで裁判所にて弁護士と合流して、裁判に望んだ訳なのだが、
弁護士から思いがけない一言が…
「俺が苦手な裁判官だったら、後日に延期しようとのこと」
「おーーい、なんだそれ、あんた何したんや」とツッコミをいれたいのを我慢していると
なんと
「やべー、その苦手な裁判官やー」
とのこと
「まあ、でも内容的に絶対勝てるから行っちゃおうか」
とのこと
「そんなんで大丈夫か?」
と思いながら、裁判所に入廷しました。
裁判中のやりとり
全くの裁判、未経験な俺にとっては全てが新しく新鮮でした。
アメリカの裁判は州によっても異なるらしく、僕が実際に行った裁判はものすごく規模の小さいもので、
訴訟額が50万以下くらいであれば、弁護士をつけず本人が戦うのが一般的だとか。
(というか、弁護士をつけれないらしい…)
普段、大きな案件ばかり扱っている弁護士さんであったため、そこのルールは把握していなかったらしく、
裁判始まるや否や、裁判から突っ込まれるというハプニング…
しかし、そこはやはり弁護士、通訳のためにいるだけで、
決して弁護士という立場ではないとの主張。
これが認められ、無事裁判のスタート!!
お互い、起立し、手を挙げ、裁判中に嘘偽りなく発言することを誓い、訴訟内容の確認を裁判官とともに行いました。
一通り、確認が終わったところで、裁判官が被告(オーナー)に質問をしました。
裁判官:「なぜ、あなたは、新たな契約を結んだのに、前の契約者に支払いを求めたのですか?」
被告(オーナー):「次の入居者が契約を破棄したためです。」
裁判官:「私は、あなたの意見にとても反対です。それは、新しい契約者との問題で、この少年には関係のないことですよね?」
そんな、やりとりがあり、いざ判決!!
「被告人は、直ちに支払いたまえ」
(そりゃ、そーーだww)
裁判官が見守る中、目の前で小切手を記入し、無事終了!!
長々、お話ししましたが、実際にかかった時間は10分程度でした。
最後に
いかがだったでしょうか 。
見事、アメリカでの裁判デビューを無事、勝利ということで終えることができたのですが、
もし可能であれば、留学生の皆さんは厄介ごとに、巻き込まれない生活を心がけることをお勧めします。
ここでは、だいぶフランクに記事を書いていますが、実際は色々メンタル的にきつかったです。
アメリカは訴訟文化なのでくれぐれも加害者にならないようお気をつけを!!
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